フレッドロジャースのスピ―チから学ぶ英語学習&マインドセット

モチベーション

本記事ではテレビ界の重鎮であるフレッド・ロジャース氏の英語スクリプト日本語和訳を紹介しています。
また、彼の生い立ちと経歴を元に英語学習に留まらずその先の教訓をお届けしています。

生い立ちと経歴

フレッド・マクフィーリー・ロジャース(1928年3月20日 – 2003年2月27日)
アメリカ合衆国ペンシルバニア州生まれ。
大学では作曲を学ぶと同時に、一般航空のパイロットの訓練も受けていた。
1951年にニューヨーク市のNBCに就職する。そこで音楽番組や子供向けのテレビ番組の制作に携わる。
しかし、商業的なテレビ番組の広告や企画に対し、教育的観点で疑問を抱き、NBCの退職を決意する。
退職の後、ピッツバーグ公共テレビ放送局カナダ放送協会で番組制作に勤しむ。
2002年に胃がんによってこの世を去る。追悼式では数々の著名人が彼への愛や彼のテレビへの熱意を語った。

今回紹介するスピーチは、そんな彼がテレビ視聴者に対して行った教育に対する熱意などが感じられる演説です。

題材動画:YouTubeから

英語スクリプト

So many people have asked me, “Do you ever get mad?”
And of course, I answer “Well, yes!”
Everyone gets mad sometimes.
The important thing is what we do with the mad that we feel in life.
A few weeks ago on my way home from a particularly tough day at work.
I stopped to see my two grandsons.
Their mom and dad weren’t there, but the boys were there with the babysitter in the backyard squirting water with hoses.
I could see that they were really having fun but I felt I needed to let them know that I didn’t want to be squirted, so I told them so.
And little by little, I could feel that the older boy, Alexander was testing the limit.
Until finally, his hose was squirting very close to where I was standing.
I said to him in my harshest voice, “Okay, that’s it!” “Alexander turn off the water.” “You’ve done it!”
He did as I told him. said he was sorry and looked very sad.
The more I thought about it, the sadder I got.
I realized that Alexander had not squirted me and that I had stepped into his and his brother’s play with a lot of feelings leftover from work.
So when I got home, I just called Alexander on the phone.
I told him I felt awful about my visit with him and the more I thought about it, the more I realized that I was taking out my anger, from work, on him.
I told him I was really sorry.
Do you know how he answered me?
He said, “Oh, Bubba?” He calls me Bubba.
“Oh Bubba, everybody makes mistakes sometimes.”
I nearly cried. I was so touched by his naturally generous heart.
And I realized that if I hadn’t called him, I might not have ever received that wonderful gift of Alexander’s sweet forgiveness.

“Forgive others while you can”
“Forgive others because ife is too short to stay angry”

日本語訳

「あなたでも起こる事はあるの」と多くの人に聞かれます。
もちろんそうした質問には「ある」と答えます。
誰しもたまには怒るものです。
大切なのは、人生で感じる怒りとどう向き会うのかということです。
数週間前、特に大変な仕事を終えて帰宅する途中、私は二人の孫に会いに行きました。
両親はそこにはいませんでしたが、孫はベビーシッターと一緒に裏庭のホースで水を噴き出して遊んでいました。
彼らが楽しく遊んでいるのが見えました。
しかし、私は水をかけられたくないと伝える必要があると思い、そうれを伝えました。
ですが少しづつ、年上のアレクサンダーが限界を試そうとしていました。
ついにホースの水が私の立っているところのすぐ近くまできました。
私は厳しく言いました。
「アレクサンダー、水を止めて終わりにしなさい。」「もう十分遊んだでしょう」
彼は私の言う通りにし、とても悲しそうに謝りました。
そのあと考えれば考えるほど、私は悲しくなりました。
アレクサンダーは私に水をかけていないことに気が付きました。
そして私が兄弟の遊びに水を差したのだと気が付きました。仕事で疲れた気持ちを持ち込んでしまったのです。
それで私は家に着いた時、アレクサンダーに電話をしました。
家に行ってすまないことをしたと思っていることを伝えました。
そして考えれば考えるほど、仕事でのうっ憤を彼に八つ当たりをしてしまったと気づき本当にすまないことをした。
そう彼に言うと、どう返ってきたと思いますか?
彼は私のことを「バッバ」と呼ぶのですが。
「バッバ、誰でも時々間違えることはあるんだよ」 私は無き王になりました。
彼の素直で寛大な心に感動しました。
それにもし、私が彼に電話をしなかったら、アレクサンダーの可愛い許しを受け取れなかったかもしれないと気が付きました。

「許せるうちに他人を許しなさい」
「他人を許しなさい、怒り続けるには人生は短すぎます」

まとめ

まず、孫にしっかりと謝れる時点で素晴らしいですね。
自分の非を認める事で「可愛い孫からの許しを得られた」
この経験から、どんな相手でも自分の過ちを認め誠心誠意謝る事で想像もしなかったような結果が得られる事がある。
とてもいい教訓だと思います。

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