お笑い芸人:アイクぬわらの英語インタビューから学ぶ黒人差別。

日本人

本記事では、日本で活躍するお笑い芸人のアイクぬわらさんの英語インタビューを解説。

彼の生い立ちと今現在の活動から生き方、考え方を紐解いていこうと思います。

お笑い芸人アイクぬわらとは

  •  1986年6月5日生まれ。
  •  アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタン出身。シアトルで幼少期を過ごす
  •  ワタナベエンターテインメント事務所所属
  •  お笑いグループ・超新塾のメンバー。

 大学時代、高田純次の早朝バズーカのコーナーに衝撃を受け、日本のお笑い芸人を目指す。
 大学卒業後、大阪に来日し独学で日本語の勉強をする。
 

アメリカンジョークを交えた、時に自虐的で時に日本人の風習に鋭く切り込む芸風。

一躍有名になったのは、番組で東京ディズニーランドのナレーションモノマネをしたのがツイッターでバズったことがきっかけで、世間から認知される。
 

今回のインタビューは彼が黒人として、日本でどう過ごしているのか、また「日本は差別の国」とは本当なのか、ということがテーマある。

題材:インタビュー動画

英語スクリプト

Narration(以下”N”): Japan has a bad reputation when it comes to accepting foreigners, and it’s well-earned.

N: Only 1.3 of the population is foreign-born, and black people are especially rare.

N: But now, one Nigerian-American is becoming ubiquitous there, because he’s on Japanese TV every single day.

Interviewer(以下”I”): So you’re a comedian, but you do kind of everything?

Ike Nwala(以下”Ike”): In Japan, if you’re a comedian, they just see you as an entertainer, so they expect that you can do anything.

Ike: So I do narration jobs, I do voice jobs. I do my main job, comedy. Even music.

N: Japan’s one of the most ethnically homogeneous countries in the world, and it doesn’t have the best reputation for diversity.

I: What’s it like being a black dude living in Japan?

Ike: I’m pretty sure you experienced the whole train things, where you sit down then, like, there’s an open seat next to you, but people don’t sit down.

I: That’s happened, yeah.

Ike: I don’t think Japanese people are racist. I think they just don’t know.

Ike: The children now, who are going to be growing up to be adults, they are already have the image of different people, you know?

I: Little kids seeing you on TV and it’s, “Oh, this is just a… he’s another guy”.

Ike: Yeah, “He is a normal guy”.

Ike: Whereas, you know, 15 years before, things were just like, “Oh, a black guy!, we’ve seen a lot of white people, but, like… woah, black guy!”

Ike: “He is like a what Pokemon or something!” I don’t know.

Ike: “He is a rare Pokemon!”

日本語和訳

ナレーション(以下”ナ”):日本人は外国人を受け入れる事が非常に苦手とされています。

:人口のたった1.3%しか外国人がおらず、その中でも黒人に関しては特に珍しいです。

:しかし今、日本であるナイジェリア系アメリカ人が人気で、一日一回は日本のテレビで彼が映ります。

インタビュアー(以下”イ”):あなたはお笑い芸人ではあるけど、いろいろなことをしているよね。

アイクぬわら(以下”アイク”):日本では、皆お笑い芸人をエンターテイナーとして見ているんです。 つまり、みんなお笑い芸人は何でもできるって期待しています。

アイク:だから僕はナレーションの仕事や声の仕事だってするし、本業のお笑い芸人としての仕事もします。音楽だってします。

:日本は世界で、同じ人種を占める割合が最も高い国の一つで、多様性に関しての評判は良いものではありません。

:日本にいて、自分が黒人っていうのはどんな感覚ですか?

アイク:君も電車で経験したことあると思うんだけど、電車で座った時に隣が空いているのに誰も座らない。

:確かにあるね。

アイク:日本人が人種差別主義者ではないと思います。ただ彼らは知らないだけなんだと思います。

アイク:これから大人になる子供たちは、すでに違う人種に対してのイメージを持ち始めています。

:子供たちがテレビであなたを見て、「この人は普通に違う人種だ」みたいな。

アイク:そう、それで「普通の人なんだな」って。

アイク:15年前だと、みんな「黒人だ!」って感じで、「白人は見たことあるけど…黒人じゃん!」みたいな。

アイク:「ポケモンか何かか?」みたいな反応だったんだ。分からないけどね。

アイク:「レアポケモンだ!」って感じかな。

内容解説

いかがでしたでしょうか。私はこれを見た時、すごく腑に落ちた感じがしてぜひ紹介したいと思いました。

「ただ知らないだけ」、アイクさんが私達日本人に対して使ったの表現ですが、これは逆も然りで外国人も私達日本人を理解しないで、日本人は「差別主義が…」だとか「多様性がどうのこうの」と言っているわけです。

つまり日常的な人間関係も同じで、何故そうなっているのか、どうしてその人がそのような行動を取るのか。良く知ろうとすることが円滑なコミュニケーションが図れるということです。

人種と人種、さらには人と人との関係を良くする素晴らしいインタビューでした。

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