本記事では、ハリウッド女優であるキャメロン・ディアスさんの英語スピーチを彼女の生い立ちを踏まえた解説をしています。
英語学習に留まらず、その先の教訓まで深堀していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
生い立ちと経歴
キャメロン・ミシェル・ディアス(英:Cameron Michelle Diaz) 1972年8月30日 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ産まれ。
彼女が16歳の時にエリート・モデル・マネジメントと契約する。
モデルとして契約した際、高校を中退し、その後17歳の時にファッションモデルとしてデビューを果たす。
その後、カルバン・クラインやリーバイスのモデルをする。
1990年7月号の『Seventeen』で表紙を飾り、特集が組まれた。
21歳の時に映画『マスク』のオーディションに見事合格し映画デビューを果たす。
1998年には、映画『メリーに首ったけ』が全米で1億ドルを超える大ヒットし、本作でニューヨーク映画批評家協会賞女優賞を受賞。
またゴールデングローブ賞 主演女優賞 にもノミネートされ一躍スター女優となる。
1992年には日本に約2ヶ月間滞在したこともある。
スピーチの背景
今回のスピーチは「HUMAN the movie」というYoutubeチャンネルに投稿された動画です。
「Human」というのはフランスの環境保護活動家ヤン・アルサス=ベルトランによる2015年に公開されたドキュメンタリー映画です。
映画はほぼ完全に質素な空中から撮影された映像とカメラに語られた一人称物語で構成されています。
その映画を製作したスタッフが手掛けたキャメロンディアスによるスピーチです。
公式ホームページはこちらからご覧いただけます。
題材:YOUTUBEから
英語スクリプト
My name is Cameron Diaz.
I’m 41, on my way to 42.
I am an actor in the film.
I recently wrote a book called “The Body Book”.
Co-authored with a wonderful writer named Sandra Bark.
And I grew up in Long Beac, California.
I live in Los Angels and New York.
I go back and forth.
I like the seasons.
What else do I need to tell you?
I think that’s it, right?
When people say, “I want to be like you, an actor”.
“I want to look like you”.
The question I always ask them is, “Why?”.
“Really, why?”
In America, people have this idea of fame…
If you’re famous, you’re successful, you’re happy.
It’s not about… I don’t do what I do because I want to be famous.
That’s part of… being famous is my job.
When I’m home with family and my friends, I am not famous.
I am me, and I’m Cameron.
And that fame does not define me.
If you are looking for fame to define you, then you will never be happy.
And you will always search for happiness.
You will never find it in fame.
So, it goes back to…
I think for me, authenticity, intention.
Why do you want to do anything?
You have to be motivated by something.
Fulfillment comes from within you, by being authentic to yourself.
Not chasing fame.
I was really fortunate.
The education I got from my parents was really amazing.
I was so lucky to have the best parents, who really trusted and empowered me…
They just gave us everything.
At every moment, my parents were teaching us.
They were always actively teaching us.
Work ethic, how to be a good person, how to treat people, how to be a good human being.
That was very important to them.
They were always lessons.
I think that they loved every part of their being.
They loved us so deeply.
That I think… to know what it feels like to be loved, to know how to love and how to be loved, is such an important thing.
They really showed us, my sister and me, how to do that.
日本語和訳
私はキャメロン・ディアス、41歳で今年42歳を迎えるわ。
映画の女優をしています。
最近「ザ・ボディ・ブック」という本を出版しました。
サンドラバーグさんという素晴らしい作家と一緒に描いた共著です。
私はアメリカのカリフォルニアのロングビーチで育ちました。
現在はロサンゼルスとニューヨークを行ったり来たりしています。
あそこの季節が好きなんです。
他になんか言うことあるかしら?
これで全部ですよね。
周りから、「あなたみたいになりたい」「あなたみたいな女優になりたい」
「あなたのような見た目になりたいの」と言われますが、私が決まって問いかけることは「なんで?」です。
「いや、本当に何で?」って。
アメリカでは特に、こんな概念があります。
名声とは成功であり、幸せをもたらす。という概念です。
私がこの仕事をしているのは、名声を手にしたいからではありません。
有名であることは私の仕事の一部なんです。
家で家族、友人と過ごすとき、私は有名な人ではありません。
私は私で、キャメロンなんです。
名声が私を定義するのではありません。
名声によって自分を定義しようとしているのなら、あなたは幸せにはなれません。
あなたは絶えず幸せを探し求めて、仮に名声を得ても、そこから幸せは見出せません。
それで、本質に立ち戻るのです。
本心で意図的に考えるんです。
何でそれをしたいのか。
何かをするには動機付けが必要です。
充実感とはあなたが自分の本心に忠実でいることによって生まれる感情です。
名声を追うことでは充実感は得られません。
私は本当に幸運なことに、両親から本当に素晴らしい教育を受けました。
私を信頼し、力を与えてくれる最高の両親を持てて幸運でした。
私たち姉妹に全てを懸けてくれました。
両親は絶えず、生きた教育をしてくれました。
労働倫理から、良い人になるには、人との接し方を教えてくれました。
両親にとってそれはとても重要なことで、常に教訓にしていました。
そして両親は全てのものを愛していたと思います。
それに私たちを深く愛してくれました。
思うに…愛し、愛されることがどんな気持ちになるか知ることはとても重要なことですから。
私たち姉妹に、そのお手本を見せてくれたんだと思います。
まとめ
「名声を欲しているようなら幸せにはなれない」少し厳しい言葉のようにも思いますが、とても説得力のある素晴らしい言葉でした。
名声と幸せのどちらも手に入れた彼女だから言えたスピーチです。
美しいことで周囲からの妬み、嫉みの対象で辛かく大変だったでしょうが、このスピーチを見て、とても魅力的な女性に思えました。
名声の為ではなく、何故それをしたいのかという自問しましょう。
上位コメント紹介
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